アイキャッチ物語 #168「天使にハグされた夜」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

ちょっとぉ、なにその格好。
通報しそうになったわよ。
おまわりさん不審者ですーって。

おいおい、待たせてそのセリフかよ。
寒そうね、ダーリン♪とか、言えって。
ぶぇっくしょい。

どうしてマント一枚なのよ、
今日はそれでデートするの?
帰るわ。ばいばーい。

ちょっと聞いてくれよ。
これには深い事情があってだな。
とりあえず、チリ紙くれ。

はいはい。
さっき路上で配ってたティッシュあげる。
で、事情ってなに。

うん。俺、サンタ風のコスプレ。
上着をプレゼントしちゃったのよ。
道端のネコが寒そうだったから。

は?
ちょっと待って。
それなら、マントをあげればいいのでは?

そうしようか迷ったんだけどさ。
この格好を見て、天使がハグしてくれそうじゃない?
ダーリン寒かったわね。ぎゅ~って。

嫌よ。
あなたみたいな鼻タレ触りたくないわ。
今日はもう帰ったほうがいいんじゃない?

だめだよ。
せっかくクリスマス特別ディナーの予約してんだ。
ハニーと記念の夜にしような。

そうだよね。
せっかくの料理がダメになっちゃう。
じゃあ、せめてマントをはだけないでね。

あーあ。俺の天使は冷たいね。
恋人なら、ぎゅっと抱いて暖めてほしいや。
ネコにプレゼント贈るサンタって、いい話じゃないか。

いい話かもしれないけどー。
まだ12月に入ったばかりよ。
気が早すぎるわ。

お、あそこでなにか配ってるぞ。
ちょっともらってこよう。
すいませーん。2個もらえるー?。

どうせティッシュでしょ~。
恥ずかしいから、やめてよね。
って、行くんじゃないわよ!

お菓子だ!
こんな高そうなやつ、いいの!?
やったー。クリスマスだって!

うわぁお。
ここにも気が早い子がいた。
お嬢ちゃん、ありがとね。

君、こんなところでお手伝い?
えらいねー。ナデナデしちゃお。
おおっ。ハグしてくれた!

連れて帰るとか言ったら、通報するよ。
あなたも、はやく離れなさいね。
このお兄ちゃん、今からお忙しいの。

イヤイヤしちゃって、かわいいなぁ。
俺が寒そうだから、あっためてくれるの?
この優しさが、俺の天使にあればいいのに。

悪かったわね!
こんなところで、抱きつくわけないじゃない。
人に見られたら、恥よ恥!

ふむふむ、ここじゃなければオッケー?
じゃあ、そろそろ行きますか。
ご飯のあとは、臨海パークのベンチでゆっくり♪

風邪引いても知らないから。
さ、早くお店行きましょう。
お嬢ちゃん、またね。

それじゃあ、バイバイ。
あ、お菓子の礼を言ってないや。
…あれ、あの子は?

どうしたの?
そこの角にでも入ったんじゃない?
さ、早く行きましょう。

うーん。
あの服、見覚えあるなぁ。
さっきまで俺が着てたのにそっくりだ。

似た服なんて、そのへんにあるわよ。
なぁに?ネコの恩返しじゃないかって?
隆也って、発想がメルヘンよね。

柚子だって、そう思うよ。
あの子の手、めちゃくちゃ柔らかくって。
なんで肉球ついてんだろって。


 

%e6%9f%9a%e5%ad%90柚子 翔愛学園高等部2年生
隆也と、一足早いクリスマスデートの待ち合わせ。

%e9%9a%86%e4%b9%9f隆也 翔愛学園高等部2年生
彼女とデートなのに、上半身ハダカで現れる。

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)

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