アイキャッチ物語 #184「雪うさぎ、跳んだ!」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

あっ!踏まないで。
雪が白くてふわふわ。
雪うさぎでも作ろうかな。

俺らが一番乗りかな?
見渡す限りの雪景色。
やっほー!!

でーきた♪
我ながら、傑作。
次は智ちゃんと雪だるま作りたいな。

はずみ。目的忘れてないか。
ここまで来たら、スキーだよ。
人類未踏の雪景色に描く曲線。

雪うさちゃん、ひとりぼっちだよ。
お友だち作ってあげたいの。
それか、持って帰りたい。

町に持って帰るまでに溶けちゃうよ。
クーラーボックス持ってないし。
ああ、魔法があったらいいけどね。

魔法!?それはちょっとなぁ。
雪うさちゃん、ここでお別れだね。
他の人にも可愛がってもらってね。

じゃあ、行こう。
今年はどのコースにしようかな。
右側…いやいや、左。それとも中央。

智ちゃん。
のんびりしてると人が来ちゃうよ。
ほら、誰かの足音が。

足音?誰もいないじゃないか。
なんか足にぶつかった。
んー?雪うさぎ、こんな所にあったっけ。

雪うさちゃんは、向こうに置いてきたよ。
ここにも居るんだね。
私のと良く似てる。

誰か他にも来てるのかもな。
決めた。男らしく、中央で!
俺の華麗なシュプール見せてやろう。

雪うさぎ、跳ねた!?
え、なんで?
ぴょんぴょんしてる。

えぇ?
寒さで幻覚でも見てんじゃないの。
あ。ほんとだ、跳ねてる。

智ちゃんにも、そう見える?
不思議不思議!
穴掘ってる。おもしろーい。

おいおい、よく見ろよ。
穴を掘るというより、埋もれてないか。
あ、こいつ。どんどん削れてる。

雪うさちゃん。やめて。
他の雪と混ざっちゃう。
ああ…壊れちゃった。

これじゃ、ただの雪だなぁ。
どこが顔で胴体かわからない。
短い生涯だったなぁ。

ねぇ。雪が動いてる。
雪うさちゃん、がんばって!
でも、なんだか…すごくおっきいね。

こりゃ雪うさじゃねえな。
まるでゴーレムだ。
その巨体で跳ねるなよ!

地響きしてるよ。
ズシーンズシーンって!
動きはうさぎなのに、かわいくない。

山を揺らすなよ。
雪崩が起きても不思議じゃない。
やべ、こっち来た!

うん!
あっ。そっちは崖!
智ちゃん、あぶないっ。

げげっ。
コース取り間違った!
うわぁっ。

智ちゃーん!
ああ、どうしよう。
誰かいませんか。誰かー。

はずみー。
泣くんじゃないよ。
顔が凍っちゃうぞ。

智ちゃん、無事!?
でも、なんで?
今、崖から落ちたよね。

あの雪うさぎゴーレム。
あいつが崖下に跳んでくれてて。
お陰で俺は無事。

そう。良かったぁ。
雪うさちゃんにお礼を言わなきゃ。
ああ、また境目が無くなってる。

こりゃもうだめだな。
新しく雪うさぎ作れば?
供養になるかもしれない。

そうだね。
ええっと、こんな感じかな?
雪うさ2号できた。

おお、かわいいじゃないか。
命の恩人、ありがとう。
また動き出したりして?

どうかな。また遊べたらいいな。
でも、今日は不思議。
智ちゃんのたぬきも、動くんだね。

肩の?
真横なんて見えないから気づかなかった。
へぇ、こいつが。

乱暴につまんじゃだめだよ。
ほら、苦しがってる。
たぬきさん。あなた動けるの?

そっか、お前生きてたんだな。
首根っこ掴んでごめんよ。
葉っぱ振りだしたな。

雪うさちゃんが、跳んだ!
頭に乗ったよ。見て見て。
このまま町に連れて帰れるかな。

 

 


 

はずみ はずみ 翔愛学園高等部2年生

智也とスキーをする予定で天翔山に来た。
誰も踏んでない白い雪に創作意欲をかきたてられる。

智也智也 翔愛学園高等部2年生

スキーの腕前はちょっと自信がある。
はずみにいいところを見せようと、スキーに誘う。

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)

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