アイキャッチ物語 #220「異世界からの来訪者」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

今日もいい仕事したなー!
学園祭の空に、虹の架け橋。
報酬で新しい服でも買おうかな♪

おい、そこの女。
その杖から水を出したな。
お前、魔法使いだろう!

なんのことですー?
これ、手品ですよ。
魔法なんて使ってませんよ。

嘘だ!
お前、本当は知ってるんだろう。
異世界への行き方!

異世界?
はて、なんのことやら。
私は生まれも育ちも、この町ですよ。

そうか、俺の勘違いか。
また手がかりを探さないと。
いつになれば、故郷に帰れるんだろう。

あ。なるほど!
あなた、あっちから飛ばされた人ですね?
うちのおじいちゃんと一緒だ。

そうだ。
ドラゴン退治の最中に爆発が起きてな。
気づいたら、変な場所に来ていた。

あらら。勇者様でしたか。
それは大変。みんな探してますよ。
うちに来ます?何かお役に立てるかも。

それは助かる。
一刻も早くこの世界から離れたい。
ここは異邦人への迫害がひどすぎる。

私はそんな目に遭ったことないけど。
堂々と魔法を使ってバイトしてますもん。
おじいちゃんの頃より、自由です。

俺は公務執行なにやらの罪を着せられた。
話す気がないから無視しただけでな。
あの制服どもは、しつこくて人数も多い。

ああ、職務質問ですね。
素直に答えてあげればいいのに。
生暖かい目で解放してくれますよ♪

そうなのか。次はそうしてみよう。
後は、体格のいい男どもに絡まれるな。
人間は恐ろしい。魔物のほうがずっとマシだ。

勇者様は見た目が細いから。
実はすごい腕力の持ち主でしょう。
男たちを素手で一捻りしちゃえばいいのに。

さっきから何を言っている?
俺は、勇者ではない。
雇われた薬草売りだ。

その口のきき方、威張りすぎ。
てっきり世界に不可欠な存在かと。
薬草売りなんて、ただの一般人じゃない。

これは、勇者の口癖がうつっただけだ。
尊大な言葉づかいのくせに、攻撃を避けきれず。
俺まで巻き込まれて、ふっ飛ばされた。

ふむふむ。
元の世界に戻ってどうするの。
勇者をぶん殴る?

いや、それはもういい。
放浪しているうちに気づいた。
この世界は、とても平和だ。

うん。平和だよ。
君も住んじゃえば?
わざわざ帰っても大変でしょ。

お前と違い、俺は追われる。
この町でも、因縁をつけられた。
かっこいいコスプレですね!って。


 

イリア イリア 翔愛学園高等部2年生

その昔、異世界から飛ばされてきた一族の末裔。
先祖代々、魔法が使える。

シジャク シジャク  異世界出身

ドラゴン退治に行って、爆発に巻き込まれた。
元の世界に帰りたくて手がかりを探していた。

文章:望月明音(ビジネスアカウント)

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