アイキャッチ物語 #162「ハロウィンパーティでおもてなし」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

招待状のばら撒き完了。
屋敷の周囲は電波遮断済み。
基地局アンテナ壊すの大変だったわー。

キララちゃん、やりすぎ。
あとで直してよ。
困ったなぁ。クッキーまだ焼けない。

あらら。オーブン調子悪いね。
一日ぶっ通しだから、疲れたのかな。
玄関前に人が集まってるようだよ。

もうすぐ六時だね。
外、暗くて怖いだろうねー。
どんな人が来てくれてるのかな。

きっと、可愛い子供たちだよ。
わざと焦らしちゃおうかな?
涙目でトリック・オア・トリートて言わせるの!

お菓子あげなきゃ、イタズラされちゃうよ。
カゴと棒の準備はオッケー。
あとはタイミングよく紐を引っ張るだけ!

子供たちを捕まえてどうするの。
イタズラを用意するんじゃない。
私たちは、もてなす側。

子供は捕まえないよ。
興味があるのは、本物の悪霊。
野良の悪霊を捕獲したら、飼っていいかな。

市役所の許可が必要なんじゃない?
相談窓口どこか知んないけど。
でも、保護者がいたら、訴えられるかも。

捕獲しちゃダメなら、勝敗条件は?
お菓子の配布数かな。
それとも、仮装の完成度?

ハロウィンは勝負じゃないって。
私たちのおもてなしスキルが試されてるの。
今日の仮装を、鏡で見なさい?

あ、そっかぁ。
今日の私たちはメイドさん!
真姫とキララちゃんでおもてなし!

お菓子作りって最高に楽しいよね。
ふたりで頑張って作ったクッキー。
全部みんなに食べてもらおうね。

うん!
窓は内側から板を打ち付けてあるよ。
全部食べるまで逃さないんだから。

玄関には南京錠もつけたよね。
ああ、いい匂いしてきた。
焼けたんじゃないかな。

フルフェイスなのに、鼻がいいね!
あら、玄関先で揉めてるみたい。
悲鳴?聞こえた。

空腹でイライラしてるのかな。
さぁ、パーティをはじめましょう。
完食するまで、帰さないんだから!


 

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真姫 翔愛学園高等部1年生

お菓子作りが大好き。
朝から一日中クッキーを焼き続ける。

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キララ 翔愛学園高等部1年生

ハロウィンパーティのために、屋敷を「陸の孤島」にする本格派。
一度屋敷に入ったら、完食するまで逃がさない。

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)

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