いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。
見てよ、まなぶ。
展望台に焚き火のあと!
ここで食ったやつ、おるんか。
きのこは、秋のごちそうだからなー。
すぐに食いたい気持ちもわかるわ。
でもでもさ。
マナー違反でしょう。
来たついでに片付けようよ。
げー、めんどくさい。
くれは一人でやれよ。
俺、知らねーし。
あ、そ~いう事言うんだ。
うちのお姉ちゃんに言いつけるよ。
薄情な男、嫌いなんだから。
へへっ。どーぞどーぞ。
俺ら毎日ラブラブだから。
その程度で別れるわけねーし。
そんなこと言ってていーの!?
お姉ちゃんモテるよ。
もっといい男いくらでも寄ってくるから!
くれは、お前やなやつだなー。
まるで俺らを別れさせたいみたいだ。
可愛くねえ妹!
ふん、可愛くなくて悪かったですよ。
私と親しくなって姉を紹介させる。
まなぶのやり方汚すぎるんだもん。
お前なんか、馬だうーま。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ。
しらねーの?
しってるよ。馬鹿にすんなっ。
まなぶって、デリカシーないよね。
お姉ちゃんが知ったら、悲しむよ。
だいじょうぶ。
お前が黙ってれば問題ない。
俺らのことを見守ってて!
うっわ。調子いい人!
はぁ、日が暮れちゃう。
さっさと片付けようっと。
お、待て待て。
爽子が来たら、きのこ焼こうぜ。
俺が思いついたってことにして。
えぇ?
落ち葉これじゃ足りないよ。
あたしに拾ってこいと?
いや~。そのくらい俺がやる。
気の利く彼氏に爽子大歓喜。
くれはは余計なことしなくていい。
まなぶの点数稼ぎを手伝う気ないよ。
落ち葉にまなぶの悪口書いてやろ。
まなぶは靴下がくさい。
お前、ペン持参してんのかよ。
まぁ、好きに書け。どうせ焼くんだ。
さてと、落ち葉拾ってこよう。
ふん、人の気も知らないで。
あ、この葉っぱ、赤くて綺麗。
まなぶは、ドンカン…好き。
ただいまー。
爽子、すぐ下まで来てた。
急いで準備するぞー。
うん。落ち葉、ここに積んで。
ところで、素朴な疑問。
どうやって火をつけるの?
なっ。お前、マッチも持ってないの?
サバイバルの基本だろ?
そんなレンジャーみたいな格好してるくせに!
まなぶに言われたかないよ!?
やっだもう。焚き火にマッチがないとか!
あと、考えてみたら、きのこ包むシートも無い。
おいおい、そのくらい知恵使えよ。
濡れた葉っぱで包めばいいだろ。
例えば、この赤い葉っぱで。
あっ、ちょっとそれ返して!
焼くからって悪口いっぱい書いてる。
見たら、一生後悔するレベル!
あのなぁ。
好きに書けとは言ったが、限度があるだろ。
見られて困ること、書くなよ。ほれ。
見たら絶交だから!
まなぶはお姉ちゃんの彼氏。
なんで姉妹そろってこんなやつ…。はぁ、頭痛い。
文章:望月明音(ビジネスアカウント)