いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。
金色の包み、売り切れだってよ。
こんな高級チョコ、誰にやるんだろ。
女子の本気、すげーな。
自分用かもしれないよ?
まぁ、それは冗談。
好きな人にあげるチョコは、特別な物を選ぶよね。
店売りマカロン1個の子もいるけどな。
俺の横に。
すげーうまかったけど、100円なんだよな。
うふふ。
うちの自慢の商品だもの。
ぜひ、あなたに食べてほしくって。
こっちじゃ、チョコレート教室か。
女子がいっぱい。すごい甘い匂い。
そんなに男を振り向かせたいかね。
そりゃそうよ。恋は戦争だよ。
人気のあるチョコと同じでね。
男の子も早い者勝ちだから、必死だよ。
俺の知らない戦場!
誰も俺を奪い合わない。
一人いればいいけど、ねぇ。
言いたくないけど、実はいたよ。
10000円の高級生チョコ持ってきてた子。
下駄箱で待ってたら、鉢合わせちゃって。
下駄箱って、君が告って来た日?
そんなことがあったのかー。
食べたかったなぁ、生チョコ。
あー、そんなこと言うの?
生チョコを食べたら、そっちが良かった?
私じゃ、不満?
いやいや、食べ物として!
一生に一度食えるかどうかかなって。
だって、高級品だろ。どんな味かなって興味が。
生チョコがいいの?
それなら、うちのショコラティエにおまかせ。
ほら、あのマカロンも彼が作ってるの。
そこなんだよな~。
お菓子屋の娘だからって、それ。
店先から持ってくるの、アリか?
大いにアリだよ。うちの戦力紹介だから。
あのライバル、10000円の包み見せびらかして。
頭きたから、マカロン1個食べてもらったの。
うん。それで?
チョコを渡さずに帰るなんて変じゃないか。
まさか毒でライバルを亡き者に…。
それ、昨日の映画だよね。
探偵気取りなら、ヒント。
うちのショコラティエ、恋人募集中。
あ。真相がわかったぞ。
その子、告る相手を変えたんだな。
やっぱり、ライバルを消したんじゃないか。
ふふ。あっちも、うまく行ってるみたい。
戦わずに勝つのが好きなの、私。
恋は戦争って、言うからね?
文章:望月明音(ビジネスアカウント)