いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。
手品はいかがですかー?
お時間は取らせません。
観覧料は無料。どうぞ見てってください。
ユリ、これ見たいの?
いいよ。一緒に見よう。
手品師さん、俺ら2人に手品見せてよ。
いらっしゃいませ。
あら、デートですか?
お揃いのセーターを着て、ラブラブですね♪
ユリ、顔が真っ赤だね♪
俺の彼女、かわいいでしょ。
そんで、どんな手品なんですか?
私の横に、大きな箱があります。
人間がひとりスッポリ入るんです。
これを使った手品ですよ。
へぇ。
ねぇ、それって俺でもできる?
どうせなら助手やりたい!
あら、そうですかー。
ちょうど、どちらかにお願いしようかと。
では、こちらにおいでください。
じゃ、行ってくるね。
ユリ、そんな不安そうな顔しないで。
大丈夫、そこで見ててよ。
では、コスプレマジックをご覧にいれます!
なんと、彼氏さんのお姿が変わるんです!
彼女さん、見たらびっくりしますよ~。
だってさ。ユリ。
姿が変わるなんて、愉快だね。
君、どんな風に変わるのか教えてよ。
それは見てのお楽しみです。
それにしても、素敵な色のセーター。
うちの弟、この色の手袋を欲しがってるんですよ。
君、弟さんいるの。
手袋が欲しいなんて、かわいいね。
バレンタインも近いから、贈り物にちょうどいいね。
助手のあなたに、こそっと打ち明けますね。
実は、その服が消えるんです。
そして箱から出た瞬間、彼女はびっくり!
それだけじゃ、わかんないなぁ。
もっと具体的に頼むよ。
コスプレって、一体なんの?
それは見てのお楽しみです。
さぁ、箱を閉めますよ。
手品をかけやすいように、服を脱いでお待ち下さい。
種も仕掛けもあるってわけか。
なるほど、面白い。
出たらどんな格好かな。楽しみだ。
はい!箱の上蓋を閉めました。
種も仕掛けもございません。
ワン・ツー・スリー!はいっ!
じゃーん!
俺のコスプレを見ろー!
って、ちょっと、何も変わってなくない?
あら?そうですかー。
バレンタインに、私を食べて♪
ちゃんとコスプレじゃないですか。
ちょっとー?
それ、屁理屈だよね。
あっ。ユリ!行かないでっ。うわぁ。
ああ、転んじゃった。
慌てて箱から出るからですよー?
落ち着きましょう?手品は成功です。
成功って、君ねー?
俺をからかったんだな。
リア充のカップルに罠を仕掛けたのか!
いえいえ、めっそうもないです。
彼女、ちゃんとびっくりしてました。
ほら、証拠にこの写真、差し上げます。
ふむ。ほんとだ。すごい顔してる。
この写真、有料とか言うんじゃないの?
買わないからね!
いえいえ、これはお礼。
素敵な素材をありがとう。
では、私はこれにて、さらば!
うー。変なやつにひっかかったなぁ。
後でユリに謝らなきゃ…。
あれ、俺のセーター持っていくなよ!
文章:望月明音(ビジネスアカウント)