いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。
「ここが新しい空港かぁ~」
「早弥香、俺らは遊びで来たんじゃないぞ。うろうろするな」
「賢悟に言われなくてもわかってるわよ。私たちは来客の対応だよね」
「うん。今日は近隣住民を対象にした内覧会なんだから、俺らの持ち場はロビーのカウンター」
「はーい。私も案内ついでに色々見て回りたいな。フロアガイド持って歩いてまわろうかな」
「制服を貸与されて浮かれてるな。こやつ」
「フロアガイドをどうぞ!現在位置は赤い印のこちらですね」
「なぁ。この町って普段あんまり人を見ないが、意外と多いのな」
「そうだねぇ。いつもどこに居るんだろう?」
「俺ら学生とは行動パターンが違うんだろうな。…化粧室ですか?それならこの通路をまっすぐ行った突き当りにございます」
「ぷっ。賢悟、顔が真っ赤だよ」
「じろじろ見るな。大人の女性と話すのホントは苦手なんだよ。俺、裏方の仕事が良かった」
「ぷぷっ。かーわいい。早く克服できるといいね」
「高校生気分はその辺にして、仕事の制服を着てるんだからお仕事モードな」
「は~い」
「そういや今度の修学旅行、飛行機かな」
「ついに海外?陸路で行けない場所だから飛行機だもんね」
「時間短縮の移動手段として使うだけで、国内かもな」
「私、常夏の島がいい!水着と日焼け止め持って行かなくちゃ」
「やっと涼しくなってきたのに、なんで暑い場所に行きたがるんだよ」
「今年はどこに行くんだろう。発表が楽しみだね」
「電車は線路があるからどこに行くのか決まってるけど、空港はどこにでも行けるから、想像がふくらむな」
「私たちは旅のお手伝いする立場だね。みんなを気持よく送り出したりお迎えする大事なお仕事」
「内覧会だから、実際には飛行機に乗らないけどな。俺らも高校生ボランティアで来ただけだし」
「今日はそうだけど。こんなお仕事もしてみたいな。一期一会だよね」
「一生で一度の出会いと思って相手に接する、か。そういう考えもいいな」