アイキャッチ物語 #57「冬の天翔山、ゲレンデは恋の予感。」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

 

きゃっ。いたたた…。

大丈夫?次のリフトが来るので、早くこちらに。

わわっ。はぁ…まさか尻もちつくなんて…。

後ろから見てたけど、ちょっと座るの早かったね。怪我してない?

(冬のゲレンデ、親切な人!こ、これは恋の予感かもっ。)

ボーっとしてるけど、ひょっとして頭でも打った?

中綿のつまったウェアのおかげで無事みたい。

そう、良かった。じゃ、僕は上に移動するんで、また。

あのっ。

まだ何か?

食べながら休憩しようかなぁって。良ければ一緒におしゃべりしませんか?

そう。おつかれさま。

あっ!!売店は山の上だから、上まで一緒に!

売店は…まぁ、いいけど。

あたし花枝。あなたは?

僕?泰三。じゃあ、先に乗っていいよ。タイミングに気をつけて。

うふ。ゲレンデの出会いなんてドラマみたい。乗れた♪

君、なにか言った?

別に何も?…到着!

ここまで来ると見晴らしがいいね。さて、今度はどのコースを滑るかな。

ねぇ。ゲレンデに流れてる曲いいよね!やっぱり冬は恋愛ソングが似合うよね!?

そうかな?恋愛ソングはどんな場面でも似合ってるんじゃないかな~。

ぁぅ~、会話が続かないっ。

売店はすぐそこだけど、食べ物は飲料水とお餅くらいかな。

え。じゃあ、おにぎりとか豚汁は?

軽食類は無かったかな。みんなお腹すいたら翔栄町に帰っちゃうからね。

そんな~。体が冷えてきちゃったよ。

固形食料とチョコ、たくさんあるからあげようか。

用意がいいのね。固形食料かぁ…。

そりゃ、無事に滑れたらふもとで配布してるからね。君はもらってないの?

雪だるまのアクセサリーなら。でもこれ食べれない。

何度も滑ったら、くれるようになるよ。

そうなの。じゃあ、降りようかな。早く帰って豚汁食べたい。

君は豚汁が好物なんだね。なんだか僕も食べたくなってきたよ。

じゃあ、帰りにおすすめの食堂に案内しますよ!

食堂か。うん、帰りに連れて行って欲しいな。

ぜひ!…あっ。これってまさかのお誘い成功!?やったー!!

あはは。ゲレンデで恋愛ソング聴いてると、なんだか人恋しくなるね。

ですよね!?私の両親も学生時代にここで知り合ったんですよ!すっごいラブラブで!

そっかそっか。それは良い出会いだったんだろうね。

私も年頃になったら、恋人探しに天翔山って決めてたんですよ!

それで僕にやたらと構うんだね?

ハイ!はっ。今のは聞かなかったことに!!

どうして?

ガッツリ肉食系女子なんて、恥ずかしいじゃないですかっ!!

じゃあ、下までどっちが速いか競争だ。

そんなに急がなくても食堂逃げませんよ?

腹ペコの君に食べられたら怖い♪

私のこと、物の怪みたいに言わないでくださいよー!!


花枝

花枝  翔愛学園高等部1年生

恋人探しに天翔山に来た。ガッツリ肉食系女子。
自分の両親のようなロマンスに憧れる、夢見る少女でもある。豚汁が好物。

泰三

泰三  翔愛学園高等部2年生

学校で出会っても、普通にスルーされそうな男子。
逆ナンパされてる状況を楽しんでいる様子?

 

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)

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