いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。
「無人島到着!ここまで来るの大変だったー!」
「貴様!泳いで来てないな!?水着はどうした!」
「あっ!第一原住民はっけーん!って、それじゃ無人島じゃないじゃーん」
「テンションたっかいなぁ…。熱中症にやられたか!?」
「ボートで来たんですよ!最近、この島から謎の煙があがってると噂になってましてね!」
「謎の煙…。真相を確かめにわざわざおつかれさまっす」
「あっ。申し遅れました。私、近くの学校で新聞部の部長をやってる桐絵って言います」
「俺は…原住民一号でいいっすよ」
「長いからゲンちゃんって呼びますね!謎の煙の正体を知らないですか?」
「そりゃ、SOSの狼煙だ。たまに煮炊きもやってる」
「なーるほど!ゲンちゃんがやってたんですねー」
「泳げないから友だちにここまでボートに乗せてもらったんだけどさ、水着が流れてっちゃって全裸で帰るわけにもいくまい?」
「お友達どうしちゃったんですかぁ?」
「代わりを取ってきてやるって戻ったっきりだなぁ…。もう一週間?」
「忘れられちゃいましたねー」
「だなー」
「水着ちゃんと着けてるじゃないですか」
「そこの木陰に置いてあったんだな」
「良かったですー。じゃあ新聞に使うんで一枚お願いしますー」
「水着はなるべく写さない方向で頼んます」
「パチリ。じゃあ私はこのへんで帰りますね!お達者で~」
「おいおい。連れてかえってくれよ」
「あ~そうですね!じゃあ一緒に帰りましょうか!…あれ?あの人いない」
「あの人?」
「ここまで乗せてきてもらったボートの主さんですよ。帰っちゃったかなぁ」
「かなぁ、じゃないよ。やっと陸に帰れると期待したのに!!!!!」
「あはは~。次に誰か来るまで待つしか無さそうですー。私、泳げないですし」
「だからその格好か!」
「ですです。ここは学校から近いし、誰か来るでしょう。それまで無人島生活レポでもしましょう」
「たくましいな。新聞部」
友だちが迎えに来ないので、帰れないでいる。
「あの男にも困ったわ。私の撮影用の水着を勝手に使うなんて…」
「そろそろあの男の人をボートに乗せてやろうよ。僕ら毎日ここに来てるんだからさ」
「でもぉ。私のグラビア撮影会をやってたなんて言いたくないわ」
「いやいや、困ってる人を助けるほうが重要だって」
「そぉねぇ…。卓人がそう言うなら。なんだか人が増えたようだし、夕方にでも声をかけてみましょうか。あの水着、そろそろ返してほしいわ」
「返してもらって履くの?履けるの?」
「…気が遠くなってきたわ」
「ニナちゃん。しっかり!!」