アイキャッチ物語 #165「くれない、ひと葉」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

あら~。
見てよ、まなぶ。
展望台に焚き火のあと!

ここで食ったやつ、おるんか。
きのこは、秋のごちそうだからなー。
すぐに食いたい気持ちもわかるわ。

でもでもさ。
マナー違反でしょう。
来たついでに片付けようよ。

げー、めんどくさい。
くれは一人でやれよ。
俺、知らねーし。

あ、そ~いう事言うんだ。
うちのお姉ちゃんに言いつけるよ。
薄情な男、嫌いなんだから。

へへっ。どーぞどーぞ。
俺ら毎日ラブラブだから。
その程度で別れるわけねーし。

そんなこと言ってていーの!?
お姉ちゃんモテるよ。
もっといい男いくらでも寄ってくるから!

くれは、お前やなやつだなー。
まるで俺らを別れさせたいみたいだ。
可愛くねえ妹!

ふん、可愛くなくて悪かったですよ。
私と親しくなって姉を紹介させる。
まなぶのやり方汚すぎるんだもん。

お前なんか、馬だうーま。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ。
しらねーの?

しってるよ。馬鹿にすんなっ。
まなぶって、デリカシーないよね。
お姉ちゃんが知ったら、悲しむよ。

だいじょうぶ。
お前が黙ってれば問題ない。
俺らのことを見守ってて!

うっわ。調子いい人!
はぁ、日が暮れちゃう。
さっさと片付けようっと。

お、待て待て。
爽子が来たら、きのこ焼こうぜ。
俺が思いついたってことにして。

えぇ?
落ち葉これじゃ足りないよ。
あたしに拾ってこいと?

いや~。そのくらい俺がやる。
気の利く彼氏に爽子大歓喜。
くれはは余計なことしなくていい。

まなぶの点数稼ぎを手伝う気ないよ。
落ち葉にまなぶの悪口書いてやろ。
まなぶは靴下がくさい。

お前、ペン持参してんのかよ。
まぁ、好きに書け。どうせ焼くんだ。
さてと、落ち葉拾ってこよう。

ふん、人の気も知らないで。
あ、この葉っぱ、赤くて綺麗。
まなぶは、ドンカン…好き。

ただいまー。
爽子、すぐ下まで来てた。
急いで準備するぞー。

うん。落ち葉、ここに積んで。
ところで、素朴な疑問。
どうやって火をつけるの?

なっ。お前、マッチも持ってないの?
サバイバルの基本だろ?
そんなレンジャーみたいな格好してるくせに!

まなぶに言われたかないよ!?
やっだもう。焚き火にマッチがないとか!
あと、考えてみたら、きのこ包むシートも無い。

おいおい、そのくらい知恵使えよ。
濡れた葉っぱで包めばいいだろ。
例えば、この赤い葉っぱで。

あっ、ちょっとそれ返して!
焼くからって悪口いっぱい書いてる。
見たら、一生後悔するレベル!

あのなぁ。
好きに書けとは言ったが、限度があるだろ。
見られて困ること、書くなよ。ほれ。

見たら絶交だから!
まなぶはお姉ちゃんの彼氏。
なんで姉妹そろってこんなやつ…。はぁ、頭痛い。


 

%e3%81%8f%e3%82%8c%e3%81%afくれは 翔愛学園高等部2年生

まなぶのことが好き。
でも、姉の彼氏になっちゃったから告白しない。

%e3%81%be%e3%81%aa%e3%81%b6まなぶ 翔愛学園高等部2年生

くれはとは、同好会で知り合う。
家に遊びに行った際に、彼女の姉・爽子に出会う。

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)

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