アイキャッチ物語 #61「うちのお父さんは元アイドル?」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

 

いよいよだな。真姫の親父さんたちのステージ。

あードキドキする!今日のライブ、成功しますように!

友だちの親が音楽活動してるなんて、すごいや。職場の同僚で作ったグループだっけ。

うん。昔、楽器やってた人たちで集まったのね。翔愛の若い子が音楽活動がんばってるから負けてられないって。

いいねー!それでどんどん翔栄町が賑やかになるのか、楽しみだ。

おじさんグループなんて受けるのか未知数だけどね。

会場に人が集まってきた。若干、年齢層が高いような。

翔栄町に住んでる元クラスメイトにも連絡したって。その人たちじゃないかな。

へ~、じゃあ同窓会でもあるのか。あ、ステージが暗くなったぞ。そろそろ?

うん。思いっきり盛り上げよう!恭平、サイリウム用意してね。

お、おう。ステージが明るくなった!パチパチパチパチ!!

お父さーん!がんばってー!!

後ろから色とりどりの紙テープが飛んできたぞ!?歓声もすごい。

昔は女子に人気あったらしいよ。こんな大きな娘がいるのに、デレデレしちゃって。後でお母さんに言いつけてやろ。

おや。一曲歌っただけなのに、トークはじめた。

ああ、一曲しか持ち歌ないもん。最後にもう一回歌うんだよ。

誰かに曲を作ってもらえばいいのに。

新曲は知り合いが作ってくれるって。歌詞は私が担当することになってるんだ。

作詞家デビュー!すごいじゃないか。

でもね、これが難しいのー。本読んで勉強してるとこ。

ふむ。お、今「娘を紹介します」って言わなかったか。

言った言った。えー、やだ。ステージあがるなんて聞いてない。

行ってこいよ。ちょうどロックっぽい格好してて良かったな。

じゃあちょっと行ってくるよ。関係者って表舞台が放っとかないのね。明日から有名人で色々言われて辛いわ~。

いてらー。嫌がってるくせに、真姫も目立ちたいんだろうな。親子親子。

…は、ハジメマシテ。私は翔愛学園に通う普通の女の子です。

マンガの第一話かよ。肝心の名前も言ってないし。

趣味は、えっと、なんだっけ…。牛丼が好きです。

だめだぁ。真姫のやつ完全に自分見失ってら。おじさーん!ちょっとおじゃましますよー!

きょ、恭平っ!?

おじさん。トークだけで時間つぶせないでしょう?

あんたなんでステージに登ってきてんの。無関係なんだから降りて!

その言い方はないよなー。

だって、ここはお父さんたちのステージなんだよ。

俺、真姫の友だちだからほっとけない。そこで、提案。

提案?

おじさん達はせっかく演奏できるのに、トークだけなんてもったいない。みんな知ってる校歌の演奏なんてどうだろう。

ああ、元クラスメイトが集まってるから?

そう。グループの生演奏で、客席で合唱できればいいイベントになるじゃないか。

卒業してだいぶ経つのに校歌なんて歌えるのかな。

さぁ?でも歌えなくてもいいよ。共通のことで盛り上がるのがライブだよ。

お父さんがギター構えて弾きだした。ちゃんと覚えてるんだ。すごいね。

後は客席から歌声が出れば…。その前に、俺らはステージを降りよう。

そうだね。さっきは、無関係なんて言ってごめんね。

いやいや。気にしない。これ、聴いたことない曲だなぁ。

ああ、翔愛学園になる前にあった高校のじゃないかな。

歴史を感じるなぁ。そっか、ここに居る人たちは俺らよりずっと前から翔栄町のこと知ってるんだな。

そうだね。誰かが歌いはじめたよ。どんどん声が増えてく。

こういうライブもいいねぇ。流行るんじゃないか。

おじさんグループにも、需要はありそうだね。

あるさ。おじさんは当時の女子たちのアイドルみたいなもんだろうし。

作詞がんばって勉強しよう。いつか誰かが懐かしく歌ってくれたら素敵だね。

 


真姫

真姫  翔愛学園高等部1年生

父親が音楽活動している関係で、作詞の勉強中。
自分から目立つ気は無いが、表舞台に引っぱり出されたい願望はある。

恭平

恭平 翔愛学園高等部1年生

真姫の友だちで、機転がきく。

 

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)

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