アイキャッチ物語 #64「好きな人に呼びだされて、お家訪問。」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

 

淳貴くん、いらっしゃい。まるでパーティに参加するみたいな格好ね。

美弓さんからの呼び出しに普段着なんてありえないですよ。

そんなに構えなくっていいのよ。さ、あがってちょうだい。

お邪魔します。電話で言ってた渡したいものってなんですか?

台所にあるから、そこのテーブルにでも座っててね。

部屋中に甘い匂いがしますね。

うん。さっきまでお菓子作ってたから。

この時期に手作りお菓子ですか。誰にあげるんですか。

えっとね。部の後輩にクラスの子に先生かな。

そんなに!?美弓さん、それはマズイですよ。

ちゃんと味見してるよ?

じゃなくって、そんなに大勢にチョコを配ったら誤解のもとですって。

春には卒業だから、お礼にクッキーでも配ろうかなって。

ちょうどバレンタインだから、紛らわしくないですか。

卒業準備で忙しくて気づかなかった。そうね、そんな時期ね。

美弓さんは男子に人気あるんだから、誤解を招くと大変なことになりますよ。

私が人気?ご冗談を。

料理もできて、親切で優しくて、男子の憧れですよ。

うちのママみたいになりたいだけなんだけどね。はい、これは淳貴くんの分。

クッキーをくれるために呼び出したんですか。なぁんだ。

なぁんだって言い方は無いわね。

だって、バレンタインに呼び出しですよ。男友だちを敵に回す覚悟までしたのに。

あ、そっか。期待させちゃったんだね。

俺、美弓さんなら大歓迎だから敵に回しちゃってもいいんだけど。

そうなの?

貸したゲーム返せって言われたらちょっと困るかな。まだ終わってないし。

でも淳貴くん。私が人気なんて冗談だよね?今まで誰からも告白とかされたことないよ。

そりゃあ、お互いに牽制してるからじゃないかな。水面下で火花バリバリですよ。

え~全然気づかなかった。誤解のないように配布しなきゃ。

じゃあ、クッキーありがたくもらっていきます。

あ、待って。

なんですか。

せっかくだから、ここで食べていきなよ。飲み物、用意するから。

んー。じゃあお言葉に甘えて。

少し待っててね。

美弓さんのクッキー、見た目も味もプロ顔負けだなぁ。

素人にしては上手って域から出てないよ。はい、飲み物おまたせ。

これは…。チョコレートだ。

うん。ホットチョコレート作ってみたの。告白してくれたお礼だよ。

美弓さんが恋人になってくれるなら、世界中の男を敵に回してもいいんだけどなぁ。

世界中の人は私を知らないと思うよ。

ごちそうさまでした。お菓子作りを仕事にして正解ですよ。

淳貴くんの気持ち、嬉しかった。でも、他のことで頭いっぱい。

今は進路が最優先ですよね。それじゃ、また学校で!

うん。またね。

あーあ、一晩くらい俺のことで悩んで欲しかったなぁ。…告ったの秘密にしとこ。

 


美弓

美弓 翔愛学園高等部3年生

お料理上手で、男子には人気がある模様。
卒業後は、お菓子屋さんに就職が決まっている。

淳貴

淳貴 翔愛学園高等部2年生

美弓に片思いしてるけど、告白したことは無い。

 

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)
背景:逢坂イチカ(ビジネスアカウント)

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