アイキャッチ物語 #73「ちょっと寒さが戻ってきたね。毛皮のコート入荷です。」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。

 

暦ではとっくに春というけれど、まだまだ寒いね。

これだけ雪が積もれば、空気が冷えて当然だ。

この毛皮とってもあったかいね~。

ショッピングモールも、いい商品を仕入れたな。

毛皮のコートのご用命はショッピングモールへ~。

翔栄町のショッピングモールは入ってすぐー。

通り過ぎていった生徒、毛皮が欲しくなったかしら。

友理枝とのさりげない会話を聞いたら絶対買うって。

さりげない?光牙とても露骨だったわよ。いい商品とか。

それ言うなら、ご用命ってなんだよ。タクシーかよ。

お店の人が困ってるの見たら、宣伝してあげたくなったんだもん。光牙もそうでしょ?

毛皮のコート、ちょうどいい時に入荷したね。また寒さが戻ってきた。

でも早く春にならないかしらね。桜並木がさびしいわ。

そういえば、店の人の心配ごと杞憂だったね。

『翔愛学園は動物コス愛好者が大勢いるから、毛皮のコートは売れないかも』ってね。

愛好者だからこそ、あったかい毛皮に包まれたいんじゃない?

『毛皮にされた父の仇』って雪玉投げてくる子もいたけどね。

羊の格好した子か。毛並み全然ちがうだろー。

『翔愛学園の生徒は寛容でノリがいいから大丈夫』って安心させてあげようね。

目を見開いてるフクロウいたけど、あの人にはショックだったのかな?

あれはああいう顔でしょ…。このコート、羽毛じゃないし。

あの目に見つめられると、なぜか謝りたくなる。

純粋無垢な瞳で見つめられて、懺悔でもしたくなった?

いや、命乞い。

さて、ここは人通りが少なくなったから移動しましょうか。

お店の人に毛皮のコートは問題なく受け入れられたって伝えなきゃ。

ついでにもっと宣伝してあげよっか。

じゃあ沼の方を回ってショッピングモールに戻ろう。

あっちは人を見かけないよね。ザリガニに毛皮のコートを売り込んでもね…。

河原には理科の先生がいる。生物の研究材料におひとつどうですか?って売り込もう。

リアルファーじゃないよ。

こんなにリアルなのにフェイクなのか。

リアルファーは手入れが大変なんだよ。忙しい学生にも気軽に着てもらいたいって言ってたわ。

店の人そこまで考えて仕入れてるのか。さすがプロ。

だからね、本当は誰の仇でもないのよ。投げられた雪玉、とっても冷たかった。

後でここに戻ってきたら、カフェであったかいコーヒーでもどう?

今、コーヒー1杯をバイト何時間分か計算した自分がいるわ。ちょっと鬱…。

天使の止まり木ってピザが有名なんだよね。

そうなの?普段、カメラしか買わないから知らなかった。

友理枝、別に俺ら無理に宣伝しなくたっていいんじゃない?

ん?

桜並木を毛皮のコート姿で歩く、なかなか絵になるんじゃないかい。

ああ、私たちが歩く宣伝塔になってるね。いい商品は自然と売れるもんね。

 


友理枝

友理枝 翔愛学園高等部2年生

お店の人の心配ごとを聞いて、勝手に一肌脱ぐことにした。
友だちの光牙と共に毛皮のコートを着て翔栄町を歩きまわってる。

光牙

光牙 翔愛学園高等部2年生

友理枝と色違いの毛皮のコートで歩いて回るけど、別にデートのつもりはない。
単に楽しそうだから手伝ってる。

 

文章:望月明音(ビジネスアカウント)
背景:逢坂イチカ(ビジネスアカウント)

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