アイキャッチ物語 #11「夏祭り。彼女の大事な宝物」

いつもかわいいと好評頂いているアイキャッチ。ビジネスアカウントのメンバーに頼んで、ストーリーをつけてもらいました。


「次は射的!その次は金魚すくい」

「千帆。先にそれを食べて手を空けような」

「たこ焼き食べたばっかでお腹いっぱいだよぉ。少し休むー」

「夏祭りは逃げないから、ゆっくりお食べ」

「あたしたち三年でしょ。夏祭り、たっぷり楽しまないと!」

「卒業したって、千帆が来たいなら連れてきてやるよ」

「涼が優しい!」

「俺、きっと来年もこの街に居るからさ。お安いご用だよ」

「え…。カレッジ行くの?」

「わからん。でも、理想の学園生活から離れる気は無い」

「あたしは卒業したいかなぁ」

「同好会どうするんだ。お前が部長だろう」

「部員の子に譲ることにしてるよ。人をまとめるのは大変だけど、楽しいこともたくさんあるから独り占めしたくないの」

「この三年間ずっとイベント主催とか努力してきたじゃないか」

「ここで経験したものは他の場所でも活かせるって信じてるよ」

「あの同好会の創設者で初代部長だぞ?惜しくないのか」

「うん。あそこはあたしの宝物。それを後から来た人に手渡せて、いい学園生活だなって思えるんだぁ」

「強いな。俺の彼女が千帆で誇りに思う」

「ほんとに?えへへ」

「俺は…なんでここに居続けたいんだろうなぁ」

「みんなの宝物が集まってできた学園だもの。離れたくないのわかるよー」

「俺にも何か残せる宝物は作れるかな」

「あと半年あるんだから、ゆっくり考えればいいじゃない。あたし、卒業してもこの街には居るつもりだよ」

「お前、来年は夏祭りに参加できないって言ってたじゃないか」

「違うよ?学生としては最後の夏だから楽しもうとしただけ」

「紛らわしい。そっか、卒業しても一緒か」

「あたしが涼から離れるわけないよー。OGとして後輩がうまくやれてるか指導するのも学園生活のうちだよね」

「気づいたら再入学してたりしてな」

「あは、それもいいね!」

「ホッとしたら小腹が空いたな。もらうぞ」

「あーっ。あたしの食べかけ!食べ物のうらみは恐ろしいんだぞー」

「あはは。お前は花より団子だな。ここは顔を赤らめるところだぞ」

「そうなの?なんで?」

「よし、射的でもするか。一番大きな的、獲ってやるからな!」

「涼が優しい!」

「二度も言うか。俺は、かっこいい上に優しいんだよ」

「お洋服がかっこいいの間違いじゃないのー?」


千帆
千帆   翔愛学園高等部 3年生

とある同好会の創設者で初代部長。
学園内では実力者で通っている。
 涼一郎
涼   翔愛学園高等部 3年生

千帆の彼氏。
卒業を半年後に控え、進路について悩み中。

文章:望月明音(ビジネスアカウント)
背景:典明(ビジネスアカウント)

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