ネットで関わる人との距離感について悩んでいます

翔愛学園の生徒さんから頂いた悩み相談に対し、私だったらどうするかを答えていきましょう。

PN: ガーリックライス さん

いつも楽しく質問コーナーを拝見しております^^
人生相談になりますが、ネット上で関わる人との距離感について悩んでいます。

私は日頃から各種SNS、Twitterなどのツールをゲーム外でも使っていますが、それらを使っていると現実世界と垣根が低くなるのか、ネットで知り合った方々と自分の中で適切な距離が保てず、何となく疲れてきてしまいます。「SNS疲れ」とも言うのでしょうか。

キャラフレではTwitterでの交流が盛んで、楽しくもたまに疲れています。
疲れたらなるべく周囲と交流はしないようにしていますが、同じことを繰り返すのも…と最近悩んでいます。

こういった人間はSNSやTwitterには不向きなのでしょうか?
距離感を保つ良いアドバイスがあったら教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。

この手の相談に対し、「ネットをやめればいい」という解答は良く見かけます。でも、ネットはますます必用不可欠になっており、やめる、減らす、という解決方法が将来も通用するかどうか疑問ですね。

ネット越しの距離感は時間で測る

相談者さんがおっしゃるように、相手との距離感がすごく大切です。距離って抽象的な表現ですよね。特にネット越しだと物理的な距離が離れているため、近づきすぎていることに気付きにくいことがあります。

また、「距離」と言ってしまうと、「何m」という測れる距離をイメージしてしまいますが、実際に問題になるのは「時間」です。昔は、目の前に相手がいないとコミュニケーションができなかったせいで、たくさん接する人を「距離が近い」と表現しているわけですが、ネットのおかげで物理的な制約が無くなった今、1日の多くの時間を費やしている相手が、距離が近い相手ということになります。

特定の相手や仲間とのコミュニケーションに、1日の多くの時間を使ってしまい、そのことに疲れると感じてしまうのでしょう。でしたら、時間の使い方を工夫する必要がありますね。

ついついネットをみてしまう理由は

相談者さんの場合、ゲームだけでなく、TwitterやSNSでの交流に疲れてしまうということですね。

暇な時間についついネットをみてしまう場合もあるでしょうし、一定時間おきに友だちの発言をチェックしたり、返信をしないといけないような、義務感に駆られてしまう場合もあると思います。

相談者さんの文章からは、疲れを癒そうと思ってゲームやSNSを覗くんだけど、そのことで逆に疲れてしまう…というような悩みに感じたのですが、いかがでしょうか。

学生や子供たちの場合、返信が義務になってしまい、おろそかにするといじめに発展するケースが問題になっているようです。その問題は別の機会に考えてみたいと思います。

ネット以外の現実逃避先をもちましょう

仕事や勉強に疲れたら、ネットをみて現実逃避したいと考えることがあると思います。でも、逃避先のネットで、もっと疲れてしまうと、折角の休憩時間が台無しですね。

であれば、ゲームやSNSに現実逃避をしようとしないで、読書や没頭できる趣味を持つのがいいと思います。

特にオススメなのは、短時間で現実逃避できるような、没頭できるコミックス作品などを確保しておいて、疲れた時にサッと逃避してサッと戻ってくること。

もちろん、目的を達することができるなら、アニメでも構わないです。コミックスやアニメのいいところは、区切りまでの時間が決まっているので、ダラダラ逃避し続けてしまわないとこですね。その点ゲームだと、なかなか終わらずに疲れるまで続けてしまうことがあるかもしれません。

時間管理をしましょう

結論として、1日の時間の使い方をどうするか、という問題になると私は考えます。

仕事(勉強)の時間も、もちろん必用です。リアルな友だちや恋人と接する時間も必用です。

同様に、ネット越しの友人とコミュニケーションする時間も必用で、これを遮断することはできないのが、今の時代です。

それらの社会的義務を果たして、残った時間は、自分のために使うべきです。

自分のために時間を使っていいと言われてピンとこない人は、まず、どんなことに時間を使えば自分が喜ぶかじっくり考えて探して下さいね。

その結論が、恋人との時間であったり、(ネット越しの)友人との時間であれば、その時間は大事にすべきです。

いろいろやることに追われて、自分のための時間が全然とれないと、日々の疲れを積み重ねることになってしまいます。

忙しければ30分でもいいので、自分のために使う時間を確保して、疲れを癒すことに使うよう意識してみてください。

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