折角コンパクトなEマウントですが、フルサイズのレンズを装着すると大きくなりがちで、鞄の隅に入れるというわけにはいきません。
でっ張りの少ないα6500のボディに、できるだけコンパクトかつ高性能なレンズを探して、CarlZeissのTouit 32mm F1.8をチョイスしました。
アイキャッチは、α6500にTouit 32mm F1.8 1/4000秒 f1.8 ISO100
CarlZeissのTouitシリーズはEマウントのAPS-C専用AFレンズのラインナップです。
32mm F1.8は、35mm換算で48mmとなり、標準画角のレンズとなります。Aマウントには50mm F1.4という、廉価でたいへん写りの良いレンズや、Planner T* 50mm F1.4などがありますが、TouitはF1.8と明るさはやや控えめながら、とてもコンパクトで描写は安定感のあるPlaner。しかもAF対応で、発売が古いため中古の価格もこなれてきている魅力的なレンズです。
SONYだとコンパクトな35mmは、T* FE 35mm F2.8 ZAがありますが、それと比べるとPlanerは、繊細で柔らかな描写が持ち味です。
1/60秒 f1.8 ISO2000
浅い被写界深度と柔らかなボケ、毛並みのシャープさはポートレートにも向いています。玉ボケも綺麗にでています。
1/4000秒 f1.8 ISO100
逆光を撮影してみました。ゴーストは出ますがそれほどうるさい形ではありません。
1/800秒 f1.8 ISO100
たいへんなめらかで綺麗な前ボケです。後ボケも決してうるさくはありません。
尚、初期型のTouit 32mm F1.8は、像面位相差AFに対応させるためにファームウェアアップデートが必要です。(アップデートしないとコントラストAFとなります)
アップデートは自分ではできず、日本のCarlZeissに郵送で、発送時の送料のみ負担、アップデート料金と返送時の送料は無料です。
サイトや申請書が英語のみで、わかりにくい点はありますが、発送して数日で迅速に返送されてきます。未アップデートのレンズを入手し、像面位相差対応のボディを持っている場合は、ぜひお薦めします。