キャラフレは、3年毎の生徒会役員卒業にともない、大きく変化をしています。この3月は現在の2期生徒会役員が卒業し、4月から3期目の生徒会役員となる、変革の年になります。
現在、4月の新学期に向けて、大規模なアップデートの準備をしております。いくつかの内容は既に予想されていることと思いますか、予想外のサプライズも用意しております。
気持ちとしては、そういったサプライズを先に発表したいのですが、その前に残念なお知らせをしなければなりません。
Yahoo!モバゲープラットフォームにて運営されている「翔愛第二学園」に関しまして、これまで小規模ながら運営を続けて参りましたが、現状のサービスを継続することが困難という結論になりました。
誠に恐れいりますが、2016年3月31日をもちまして、今後のサービス内容を縮小させて頂きます。
以下の内容は、現時点で翔愛第二学園の中央掲示板および公式サークルにて告知させて頂いております。本ブログでは、詳細な経緯について補足させて頂きます。
平素より「キャラフレ -翔愛第二学園-」をお楽しみ頂きまして、誠にありがとうございます。
これまで続けて参りましたが、現状のままではお客様にご満足いただけるサービスの提供が困難であるという結論になりました。
誠に恐れいりますが、2016年3月31日をもちまして、今後のサービス内容を縮小させて頂くこととなりました。主なサービス縮小内容は以下の通りです。
- アイテムの販売はありません。現在販売中の課金アイテムは、2016年3月31日をもちまして、全て販売終了とさせて頂きます。
- 季節イベントやミニゲームの追加はありません。
- GMのログインはありません。サポートはお問い合わせフォームのみとさせて頂きます。
- タイアップ・コラボ・2.5次元プロジェクト参加者のイベントは行われません。ステージの中継は行われます。
- 公式部活の活動およびGMサポートは終了させて頂きます。
- カレッジおよびビジネスサークルの活動は終了させて頂きます。
- 公式ブログのプレスリリースや生徒会ブログの転載は、内容の差異が大きくなるためクローズさせて頂きます。
第三期の頼まれごとは配信させて頂きますので、以後は無料アドベンチャーゲームとして「キャラフレ」をお楽しみいただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
翔愛第二学園の現状
まず、現状について簡単にお知らせします。プラットフォームの方針もあり、あまり詳細な内容は書けませんが、概要だけでもお伝えできればと思います。
総アカウント数は、翔愛学園に対して、約1/4の規模になっています。Yahoo!モバゲーの集客力を考えると物足りない感はありますが、これはプラットフォームに依存する部分なので仕方ありません。
次にアクティブユーザー数をみると、約1/5となります。やや消極的なユーザーが多いかなと思われますが、それでも一定比率のユーザーに遊んでいただいていることがわかります。
規模は小さくても、同じように遊んでいただいているのでしたら、そのまま継続も考えることができました。しかし、コンテンツの主な部分は流用とはいえ、第二学園固有のカスタマイズや動作確認、そしてユーザーサポートには人件費がかかります。基本無料ではありますが、そういった費用はユーザーの皆様のアイテム課金によりまかなわれています。
翔愛第二学園における課金状況は、翔愛学園に対して1/40となっています。
誤差の範囲を越えてしまっており、結果的に適正なサポートを行う人件費を捻出することが困難と判断せざるを得ませんでした。
無料サービスの継続について
この差は一重にユーザー層の差であると言えます。翔愛学園では一定数の課金ユーザーがおり、そのおかげでコンテンツの充実やユーザーサポートを行うことができています。
一方の翔愛第二学園では、ユーザー数はそこそこいるものの、無課金で遊んでいる人が多いということになります。
サポート体制を縮小ぜざるを得ないため、これ以上有料コンテンツの販売を続けることはできません。しかしながら現状楽しんで頂いているユーザー様がいる以上、いきなりサービス終了の判断をするのは乱暴であると考えます。
これまでに課金アイテムを購入して頂いたユーザーにも配慮し、当面は無料アドベンチャーゲームとして継続させていただくこととしました。
この状況を回避できなかったのか
運営が人を集めないからだ、運営が内部を活性化させないからだ、という批判も当然あるでしょう。
言い訳になってしまいますが、プラットフォームでの集客は、プラットフォームに依存している部分があり、我々のみの努力で新規ユーザーを増やすのは困難です。
また、アクティブユーザー率が大きく違わないのに、課金率が大きく異なるのは、ユーザーの遊び方の違い。すなわち、Yahoo!モバゲーの文化的なものが無課金ユーザー・ライトユーザー傾向なのだと思われます。
また、バトルや競争にはお金を払うが、コミュニティにお金を払わない傾向なのでしょう。
課金率が1/10なら、ユーザーを10倍集めればよいという理屈も理論上では成り立ちますが、プラットフォームの傘下という制約もあり、努力で可能となる範囲を超えていると考えざるを得ません。
今後の翔愛第二学園は
翔愛第二学園は体制縮小となりますが、無料サービスであれば最低限のサポート品質は維持できると考えております。ただ、ユーザの声が「無料だけどあまりにひどい」という方向へ傾くとしたら、サービス継続は無理という判断もあり得ます。今後も遊んでいただくユーザーが、学園を愛していただけるなら、そのまま期限を設けずに継続するつもりです。
今後、最低限どういったコンテンツを追加していくべきかというのは試行錯誤になりますが、課金率をアップするために競争を煽ろうとかバトルを入れようとか、そういう方向にはなりません。
翔愛学園先行にはなりますが、翔愛第二学園のユーザー層と親和性の高そうなアップデートは、後日行うべきと考えています。
いくつかプランもありますが、現時点では発表することはできませんので、ご了承お願いいたします。
今後の翔愛学園は
今回のことは、ユーザー層が異なれば、同じコンテンツ・同じサービスを提供するのは難しいという、教訓になりました。
一方の翔愛学園は、ユーザー層にも恵まれ、無事に三期目を迎えることができました。これからは9年間を無事に終わらせ4期生徒会を迎えられるように、努力していかなければなりません。
21世紀になってから、コンテンツはますます増え続けています。次々と新作が消費され、すぐに飽きて捨てられるコンテンツも膨大に増えているように感じます。
キャラフレは、これまでコンテンツが弱い・少ないと揶揄されてきましたが、半年そこそこで終了するタイトルが多い中、6年間続けることができました。その理由は、最初からコンテンツで勝負せず、人と人のつながりを主軸においていたからだと考えています。
新作ラッシュが続くせいで、飽きて他のゲームに去る人もいます。それでも、人とのつながりや想い出の舞台となった居場所は、残し続ける価値があると考えています。
現状は決して安泰ではありませんが、10年続けるための方法は何なのか、答え探しを続けていくのが使命と考えています。
頑張ってくださいね