昨日の続きです。CPUクーラーが届きいよいよ仕上げです。
今にして思えば、私がPCの自作をしていたのは、486DX2が登場し、DOS/Vマシンと呼ばれたPC/AT互換機が流行してた時代で、調べると1992年頃のようです。
バスクロックが33MHzで、CPUで倍クロックで動作する486DX2-66がハイエンドだったのですが、倍クロックモデルが出る以前の486DX-50。つまりバスクロックもCPUクロックも50MHzで動くマシンの方が体感が高速に感じられ、愛用していました。
グラフィックアクセラレーターも登場しはじめ、ナンバーナインというボードメーカーのものや、S3(エスキューブド)のグラフィックチップなどが流行しましたね。
その頃は、自作することで安くて高性能なマシンが手に入ったのですが、その後数年経つとBTOが十分安くなってきたため、自作のメリットが薄れてきました。
何が言いたかったかというと、マザーボード交換のレベルまでマシンをバラすのは25年振りくらいということが言いたかったのです。
BTOのマシンの修理は、パーツ毎の説明書が十分に揃っていないので、バラす前に配線をしっかり追っておかないと、わからなくなることがあります。
ただ、今回は調達したマザーボードにしっかりした説明書が付いていたので、比較的不安なく組めました。
本日の仕上げ、CPUクーラーの交換でも、取説のおかげで迷うことはなかったのですが、ひとつ悩んだのがケースにとりつけるラジエーターのファンを、吸気にするか、排気にするか。
取説に向きは書いてなかったので、どっちでも好みの向きにつければいいということなのかなと解釈したのですが、向きが書いてないおかげで、一度通電させて回転方向を確認することになりました。
もともとのマシン構成では、吸気方向。つまり冷たい外気を吸い込んで、ラジエーターにあてて液を冷却し、温まった空気がケース内を通って排出されます。
CPUは冷却されやすいけど、マザーボードの他の部分やメモリ、グラフィックボードには温かい空気が当たるので不利ですね。
逆向き、つまり排気方向にとりつければ、筐体内部の温かい空気を外に排出しやすい代わりに、ラジエーターにも温かい空気を当てることになり、CPUの冷却効率が悪くなります。
結局は、ケース内に全部納める簡易水冷キットでは一長一短でどっちもどっちということで、今回は排気方向に付けてみました。
暫く様子をみて、温度上昇が激しいようなら、ラジエーターのファンは吸気にして、排気用のファンを別途足すのが良さそうな気がしています。