最近話題になった、スマホ関連のニュースをとりあげてみましょう。
『大学の講義、ノートをとらずにスマホで写真はアリ? 有吉弘行「お経じゃないんだから」』
この日、番組では「大学の講義で、スクリーンに写されるスライドを、ケータイで撮影する人に怒りを感じる。その1枚1枚を音を鳴らして写真を撮っている学生が最近多くなって、イラッとする」という視聴者からの相談が取り上げられた。
私はもともと字が汚いので、メモを人にみられるのが恥ずかしいと、ずっと感じていました。ノートを綺麗に書ける人は羨ましいですね。
後から役に立っているのならOK
記事を読んで気になったのは、黒板の写真を撮っている学生は、後からちゃんとその写真を有効活用しているのだろうか?ということです。その場の講義を聞くことよりも、写真を見返して復習に力を入れているという学習スタイルであれば、良いやり方だと思います。
なお、Twitterでは「ノートとらないとか、ダメすぎ」、「学生に板書の写メを推奨したい。ノートをとるより講義に集中して欲しい」、「録音もする」、「学年によってノート派か写メ派が別れる」などの様々な意見が出ている。
講義に集中すべきという意見には、同意します。社会人になってからの会議でも同じことですが、その場で頭にいれることに集中するのであればメモは不要かもしれませんし、メモをとるとしてもキーワードのみで充分なので、負担にはならない気もします。
とはいえ、それはあくまで私の場合です。結局は、人それぞれ最適なスタイルがあり、そのスタイルの選択肢の一つとして「スマホで黒板を撮影する」というスタイルを好む層が一定数いる時代なのでしょう。「電車で化粧をする女性について」の是非を議論するようなもので、今まで見なかった光景に拒絶反応が生じているだけではないでしょうか。時間が経てば、当たり前の光景になっていくことと思います。
相談者さんが生徒の場合、他人の行為にイラッとしたり、怒りを感じたりすることは、自分自身にとって不健康なことです。「他人はほっとけ」とアドバイスしたくなりますね。自分にとって効率の良い学習に集中して下さい。
メモやノートの電子化については大賛成
私は最近になるまで、紙を使っていましたが、後からのことを考えると、なんとか電子化したいものと、何年も試行錯誤してきました。
一時期、Palmという電子手帳的な端末と、電子ペンを組み合わせた、「IBM Decrio」というものを愛用してた時期もあったりします。快適というよりは、新しいものを使いたいがために、余分な苦労をしている自己満足的なアイテムだったような気がします。これが2000年頃みたいですね。PalmシリーズはSONY製端末も含めて、結構なヘビーユーザーでした。
そのもっと昔、1990年頃には、京セラの「Refalo」という端末を使ってみたりもしました。そう言えば電子手帳という言葉もそろそろ死語でしょうか。
最近では、「enchant MOON」やSONYのデジタルペーパー「DPT-S1」なども、気になるデバイスの一つです。機会があれば、ぜひ使ってみたいのですけどね(笑)
タブレットPCなどではペン入力も快適になってきましたが、会議の時はどうしても資料を見ることにPCを使ってしまい、メモと両立が難しいと感じていました。しかし、資料を見るためのタブレットPCと、メモをとるためのAndroidタブレット、両方合わせても1kgちょいくらいに収まるようになってきたため、2台持ちをすることで、会議メモの電子化ができるようになりました。
というわけで、これが私の会議スタイルです。手描きメモアプリは、後からの整理しやすさを重視して、evernoteを使っています。
余談ですが、タブレットにペン入力する場合、パームリジェクション機能が備わっていることを条件に機種選びした方がいいです。
パームリジェクションとは、画面がペンを認識したときに、手のひらが画面に当たっていても反応しなくする機能です。これが無いと常に手を浮かす形で筆記しなければならず、なかなかたいへんです。ペンと手のひらが両方当たってしまうと、2点タッチと認識されてしまい、線が描けずにスクロールやピンチ動作になってしまうことがあるからです。
これから、お絵描き端末を購入しようと考えている方は、ぜひ覚えておいてください。