学園生活コミュニティ「キャラフレ」の舞台である「翔愛学園」では、年2回、5月と11月に学園祭が行われます。
今回は、来月に開催される春の学園祭「皐月祭」に関する話題を中心に、オンラインの学校で行われる学園祭についてご紹介します。
本日の内容は、翔愛学園生徒の皆さんには既知の内容が多いので、退屈かもしれませんが、ご容赦ください。
手さぐりからはじまったオンラインの学園祭
キャラフレ最初の学園祭は、2010年11月に開催されました。公式ブログができる前で、当時のレポートがあまり残ってないのが残念ですが、オンラインの学園祭がどんなものか誰もわからない中で全41団体が出展し、盛り上げてくれました。
キャラフレスタート時点で、年間行事予定は既に発表されていたと思います。その中で、年に2回学園祭があることだけは決まっていましたが、中味の企画は何も決まっていませんでした。しかも9月には修学旅行という大型イベントがあり、実質一ヶ月半程で学園祭の内容を決めなければなりません。
参考にできる他社のオンラインゲームもありませんでした。いや、もしあってもきっと真似はしなかったと思います。参考にすべきなのは、リアルの学校での学園祭です。学園祭独特の高揚感と達成感を、どうすれば仮想空間で再現できるか、想像力だけを頼りに準備していきました。
学園祭はユーザーが主体となって作り上げるもの
学園祭の主役は生徒自身です。生徒達と密に連絡をとりあうために、「学園祭実行委員会」という組織を立ち上げると、多くのユーザーが参加してくれました。どんなものになるかわからない、翔愛学園初の学園祭を一緒に作っていこうと考えてくれるユーザーと、毎週議論を重ねながら、少しずつ形に近づけていきました。
既に、ユーザー主催による公式部も活動を開始しており、それぞれの部会でも活発な議論がなされていたようです。
当時は部屋の飾りつけも任意で行うことができませんでした。東棟を出展教室に切り替えるという仕組みは1回目からですが、最初は何種類かの飾りつけされた部屋を用意して、それを団体に選んでもらう方式でした。
運営側は、友だちにならなくもアイテムを渡せる仕組みや、オリジナルアイテムの制作サポート、アイテム生産機(当時はまだItemDeliverは存在しなかった)の制作と貸与など、学園祭に対応できるシステムのアップデートを平行して行っていきました。まだ編集室が稼働する前で、スライドショーの構文を仕様だけ伝えて作ってもらった団体もありました。
結果的に24時間体制で盛り上がる程、熱気溢れる学園祭となりました。終了と同時に、半年後の春の学園祭に向けた議論をはじめた団体もあり、今後への期待を繋げるものとなりました。
そして、今回の2015皐月祭は、通算10回目となる学園祭です。出展団体数も毎回増加しており、60団体近くが予定されています。いままで以上に盛り上がることは、間違いないでしょう。
交友関係が広がり、絆が深まる学園祭
もうすぐ訪れる5月23日~31日までの学園祭期間(翔愛第二学園は16日~24日)は、昼夜を問わずどこかの教室でイベントが行われています。当然、全ての出展団体が、新入生やいままで知らなかった生徒を歓迎してくれるはずです。今回出展しなかったユーザーも、出展側のユーザーと交流したり、友だちになる機会が増えますし、出展側で参加したユーザーは、仲間たちとの絆が深まることでしょう。
創作発表の場、自己実現の場として、楽しみにしているユーザーも多いことと思います。そのジャンルは、小説、音楽、イラスト、研究レポートなど多岐に渡っています。
そもそも、半年先のイベントに向けて、ユーザーが自ら進んで準備をする ゲームって他にあるでしょうか?キャラフレは、そんな風に「やりたいこと」を持っているユーザーに支えられています。
ただ、決して創作したい人だけのイベントではありません。例えばコミケは創作サークルによって支えられていますか、大勢のお客さんのおかげで成り立っているのと同じです。以前、ユーザーからの質問で、「創作できないと居場所がない?」 という記事を書いたことがあります。まだ読んでない方は、ついでに読んでみて下さいね。
ピンバック: 翔愛第二学園「皐月祭」が開催しています。 | 2.5次元ではたらく社長 濱田功志 のブログ
ピンバック: 翔愛学園「皐月祭」準備日になりました | 2.5次元ではたらく社長 濱田功志 のブログ