左右分離キーボードMiSTEL BAROCCOを使い始めて約一か月ほどになりました。
結論としては、なかなか気に入ってますので、ご紹介したいと思います。
機能のわりにはコスト抑え目のエルゴノミクスキーボード
MiSTEL BAROCCOは、左右を分離して、自然な姿勢でタイピングできる、エルゴノミクスデザインが特徴ですが、高度なマクロ機能や好みのメカニカルスイッチが選べるなど、ゲーミングキーボード的な側面も併せ持っています。
私が購入したのは日本語配列で、静音タイプのCHERRYピンク軸を選びました。
英語配列のものにはRGBイルミネーションのモデルもあり、よりゲーミングキーボードっぼい雰囲気のものもあります。
私がBAROCCOを選んだのは、スペースキーが左右に分離していることと、キーカスタマイズが可能なことで、後継のでない親指シフトキーボードの代わりになるかと思ったからなのですが、その目的としてはバッチリでした。左スペースを無変換に、右スペースを変換にアサインして、Q’s Nicolatterと組み合わせることで、快適に親指シフト入力できています。
コストは一万円少々と、いわゆる普通のキーボードと比べると高価に感じますが、CHERRY軸を使い打ち心地にこだわった、マジェスタッチやRealforceと同価格帯なので、メカニカルキーボードを選ぶなら十分選択肢に入ります。エルゴノミクスキーボードなら、3万円~5万円程度の製品も珍しくないので、そのカテゴリの製品と考えると比較的安価と言えるでしょう。
強力なマクロ機能と、柔軟なキーカスタマイズ機能を備えていますが、日本語配列モデルで66キーなので余剰キーがなく、マクロまでは試していません。
親指シフト入力を快適にするために、[変換][無変換][スペース][Tab][_(アンダースコア)]などのキーはカスタマイズしました。
自然な姿勢で入力できます
PCがGUIになってから、右手はマウスの上に置くことが多く、左手をキーボードに添える姿勢で大半をすごします。キーボードをセンターに置くと、右手はキーボードよりさらに右側で、左手は体の中心に近い左側になり、右に捻った姿勢が長くなることで疲労が多くなると感じていました。
左右分離してくれることで、マウスの上に添える右手と、キーボードに添える左手が、程よいバランスになり、かなり楽に感じます。
また、長時間のタイピングでも、肩を左右に開いて背筋を伸ばすことができるため、窮屈な姿勢をとらなくて済みます。PCでの肩こりに悩む方は、検討をお薦めします。
デメリットは殆ど感じていませんが、これは組み合わせる機材のせいて製品のせいではない可能性がありますが、KVM(キーボードモニター切り替え機)を使って2台のPCを切り替える際に、たまに左側キーボードの認識が外れます。
左右のキーボードはかなりしっかりした作りの同梱マイクロUSBケーブルで接続されていますが、左側ユニットの認識か外れると、そのケーブルを抜き差しして再認識させる必要があります。
たいした手間ではありませんが、ケーブルの抜き差し回数が多くなることで故障に繋がると嫌なので、KVMの見直しとかは、近いうちに考えたいと思っています。
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