写真と向き合ってみる[6]:そしてSONYへ

KONICA MINOLTAのカメラ事業撤退、そしてSONYへの事業譲渡が発表されたのは、2006年1月です。
そして2006年の7月に、SONY製αマウント(以後Aマウントと呼称されます)一号機α 100が登場します。
α100は基本的にα-Sweet DIGITALをベースにしており、操作性は入門機的な位置づけとなりますが、画素数が1020万画素にアップ。
ライバル機と遜色ないレベルになりました。
当時はまだα-7 DIGITALも所有しており、操作性ではそちらが優位なのですが、後々に残す写真はできるだけ高画素で撮りたいと思うもの。
α-7 DIGITALの出番はほぼ無くなり、しばらくの間、α100がメイン機として活躍することになりました。

SONY製Aマウント1号機:α100

センサーのせいか、ソフトウェアのチューニングのせいか、KONICA MINOLTA時代よりは、ややハイキー気味の画像になる印象です。
撮影時に露出補正してもいいのですが、私は撮影時はあまり気にせず、RAW現像時に調整するようにしています。

SONY DSCα100で撮影。26mm相当

目黒区で撮影しました。抜けの良い青空が印象的です。

MINOLTAならではのSTFレンズを購入:STF 135mm F2.8[T4.5]

デジタル時代以降のカメラの癖もだいぶわかってきたので、レンズのバリエーションを楽しむ余裕もでてきました。
α-7 DIGITALの時に購入したキットレンズはTAMRONのOEMだったこともあり、賛否両論ありますがこれといって特徴のないレンズです。
そろそろレンズを追加したいと思い、MINOLTAならではの個性派レンズ。135mm F2.8 STFレンズを購入しました。

STFはsmooth transfer focusの略で、アポタイゼーション光学エレメントという内蔵フィルターにより、ボケを滑らかにぼかすレンズです。
MINOLTA製の135mm STFレンズは、ボケが欠けないように余裕のある光学設計となっており、かなり大柄な形状です。しかもフィルターにより光量が減少するためF2.8の設計ながら露出がT4.5(f4.5相当)と暗めで、さらにマニュアルフォーカスにしか対応しないという、マニアックな仕様です。
(現在はオートフォーカス対応のFE 100mm F2.8 STF GM OSSという製品が、Eマウント向けに発売されています。)

今は既に手離してしまいましたが、前ボケも後ボケもとろけるような描写は、STFレンズならではのものです。

SONY DSCα100で撮影。STF 135mm F2.8[T4.5]。遠近あらゆる位置のボケが破綻しません。

余談ですが、MINOLTAはフィルムカメラ時代から、ボケ味にこだわったレンズを開発してきました。
多くのレンズメーカーが被写体のシャープネスを追求する中で、わき役のボケにこだわるのは、日本独自の文化とも言われており、適切な訳が存在しないため、海外でもBOKEHという言葉になりました。
MINOLTA製や、その後のSONY製の中にも、STF以外にボケの綺麗なレンズはたくさんあります。そんな中でもSTF レンズは明るさやAFを犠牲にしてまで究極のボケにこだわったレンズです。

とはいえ、もちろんボケは主役にはなれません。ボケが汚いことで主役を邪魔するやっかいな存在でもあるわけです。
STF レンズはどんなシチュエーションでも主役の邪魔をしない背景が得られるので、安心して被写体に集中できるレンズ、背景のせいで失敗することのないレンズとも言え、作品作りの強い味方になります。

完成度の高い中級機:α700登場

Aマウントに入門機しか存在しない時代がしばらく続きますが、α100登場の約1年後、2007年12月に中級機α700が登場します。

続きは次回に…

 

写真と向き合ってみる[6]:そしてSONYへ” に対する意見

  1. ピンバック: 写真と向き合ってみる[25]:Eマウントで生まれ変わったSTFレンズ | 2.5次元ではたらく社長 濱田功志 のブログ

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