写真と向き合ってみる[18]:α7RIIが登場

2015年8月、α7Rがモデルチェンジでα7RIIになりました。その前にα7IIで実現されていたボディ内手ぶれ補正に関しては予想の範囲でしたが、画素数アップで4240万画素。そして裏面照射CMOSで、高感度にも期待できます。値段もかなり高くなりましたが、7Rと7Sを下取りに出せば差額は僅かと思って決心しました。結果的には、高感度画質は7Sにかなり及ばず、7Rのみの下取り交換で入手しました。

アイキャッチは35mm F2.8ZA ISO-100 f/13 1/125秒

4240万画素裏面照射CMOS:α7RII

裏面照射CMOSというのは、これまで一般的だったCMOSセンサーの裏面、配線材が無い側から光を当てることで、集光効率をアップしたセンサーのことです。サイバーショットシリーズなどでは以前から登場していましたが、大型センサーでの実用化に時間がかかったのか、ようやく登場となりました。

画素数が増えるということは1画素当たりのサイズが小さくなるということで、感度には厳しくなるわけですが、裏面照射センサーを使うことでα7Rを超える高感度画質が期待できます。

_DSC0227 今はない下北沢マーケット
_DSC0497こちらも下北沢のスナップ

気になる高感度画質ですが、自分なりのテスト結果では、ISO-3200でノイズが気になり、クリアなのはISO-1600くらいまでといったところでした。α7sがISO-8000くらいまで良好な画質が得られたことを考えると、夜景にはα7Sがまだまだ活躍することになります。

_DSC0999-HDR 夜景のテスト ISO-3200ですが、NRを強めにかけています。

従来と比べ、ボディが少し大型化しましたが、操作性は向上しました。ただ高画素化のせいでバッファの圧迫やメモリへの書き込みの遅さが顕著になりました。それらの不満点解消はα7RIIIの登場まで待つことになります。

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