液晶ディスプレイ付きプログラマブルキーパッド、STREAM DECKとInfinittonですが、どちらも一長一短があり現在は両方とも使っています。
もちろん、一つのデバイスにまとまるのが理想ですが、そこは将来に期待して、それぞれの長所短所を比較してみましょう。
配信用途に明確化したSTREAM DECK
STREAM DECK自社のGAME CAPTUREという録画・配信デバイスとの連携を中心に、OBSなどの配信ソフト、YoutubeやTwitterなどと連携するためのプリセットを豊富に用意しており、ゲーム実況の配信者が、簡単なカスタマイズで効率よく使えるようにというコンセプトの製品です。
私のように配信用途以外にも使えるのですが、その場合は、ホットキー、アプリケーションの起動、テキスト入力など、ほんの一部の機能のみを使うことになります。
より汎用的なInfinitton
一方のInfinittonは、汎用的な用途を想定した製品と言えるでしょう。ホットキー、アプリケーションの起動、テキスト入力などはSTREAM DECKと類似の機能ですが、キーマクロが使える点がたいへん大きなアドバンテージと言えます。
STREAM DECKの長所
STREAM DECKの方が優れていると感じた機能は以下になります。(配信ソフトとの連携・プリセットは除きます)
- 2台以上のデバイスを接続できる(ボタンが15個で足りないと感じたら機器を増設できます)
- 2階層より深いフォルダを作れます。1つのプロファイルで最大210個のキーが登録できます。
- ボタンによるプロファイル切り替えを利用すれば、210個以上のキーも登録できます。
Infinittonの長所・短所
STEAM DECKの長所として挙げたことは、そのままInfinittonの短所になります。現在は2台以上のデバイスを認識せず、フォルダ階層も2階層を超えられない制限がありますが、将来のドライバーアップデートで改善される可能性はあります。
それ以外の長所としては
- キーマクロが登録できます。
- 500文字を超える長文テキストを登録できます。
以上の2点はSTREAM DECKでたいへん残念な点なので、今はSTREM DECK2台にInfinittonを1台組み合わせ、キーマクロと長文テキストはInfinittonで、それ以外はSTREAM DECKで使うようにしました。
キーマクロも簡易なものなので、キー感覚が調整できないためにうまく動作させられないアプリケーションがあったり、長いマクロを登録して、途中ちょっと変更したい場合に最初から登録しなおさないといけない(マクロの編集機能がない)点も残念で、そういったシビアなマクロのみRAZER Synapse対応のマウスや左手キーボードを使っています。
両者の欠点が解消される方向のアップデートに、今後も期待です!