下北沢の再撮にも導入:RICOH THETA S【後処理編】

修学旅行マップ作成で活躍した全天球360°カメラ。RICOHのTHETA Sは、下北沢マップの再撮でも使用しました。今回は撮影後の後処理について書いてみましょう。

ほぼ修正不要。優秀なステッチング

多くのコンシューマ向け360°カメラは、前後2台のカメラの画像をつなぎ合わせて1枚の画像を生成します。(一部の機種および業務用の機種では4台もしくはそれ以上の台数の場合があります)

そのつなぎ合わせの処理のことをステッチングというのですが、RICOHのTHETA Sのステッチングはたいへん優秀です。特殊な条件で継ぎ目が見えることはあるものの、ほぼ9 割程度の写真で、継ぎ目が殆どわからないくらい綺麗につなぎ合わせてくれます。

静止画の場合は手作業でレタッチすることもできますが、動画の場合の修正は簡単な話ではありませんから、本体のステッチングが優秀である点は、機種選択の決め手になる場合もあるでしょう。

もちろん、キャラフレのような静止画利用であっても、後処理の手間が大幅に軽減され、ずいぶん楽をさせてもらいました。

必須の天頂補正

撮影時は三脚もしくはスタンドに立てたり、スナップ用途であれば手持ちで撮影する場合も多いと思います。
RICOHのTHEATA Sは、多少傾いた設置であってもPCのアプリケーションで天頂補正データを埋め込むことができ、傾きが修正された画像としてphotoshopなどの画像処理ソフトで読み込むことができます。

撮影時に水準器を使う必要がないので撮影スピードがあがりますし、余計なものが映り込む心配もありません。

ただ、Windowsでの利用なのですが、RICOH THETAアプリケーションに読み込み、天頂補正データの書き出しをすると、高確率で書き出しに失敗します。多くの場合、アプリケーションを再起動すればうまくいくのですが、連続して2枚以上成功することが滅多にありません。

結果的に、1枚読み込み→書き出し→アプリケーション終了→アプリケーション起動…のサイクルを繰り返すことになり、なかなかストレスが溜まります(笑)

撮影した画像はすべて天頂補正することになりますので(しておいて損はないので)、できればバッチ処理可能なツールや、せめて連続で処理しても書き出し失敗しない安定したアプリの供給を望みます。

photoshop作業はこれまで通り

ここまでの処理が終わると、LightroomやPhotoshopで、これまでのようなデータとして扱えます。
カメラおよびレンズサイズと360°撮影のため高確率で画面内に光源が入り込むせいで、強めのパープルフリンジがでますので、CamerRawフィルターなどでフリンジ軽減の処理をした方が結果が綺麗です。

あとは魚眼レンズの強烈なパースをゆがみフィルタで修正しつつ、必要なエリアを切り出し、人物を消したり青空を差し換えたり、木々の緑を修正したりして、キャラフレの背景画となります。

シーンによって、いろいろと個別の修正もしていますが、それはまた別の機会に書くことにしましょう。

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