VRについて思うこと

先日のブログにて、払沢の滝のVRフォトを掲載しました。まだご覧になっていない方、PCでしか見ていない方、ぜひスマホでページを開いて、右下のフルスクリーンボタンを押して鑑賞してみてください。

さて、2016年はVR元年と言われたことは、皆さんもご存じだと思います。
しかし、私の記憶から、もっと以前にVRが注目された時期についてたどってみると、1989年にVPL Research社が発表した、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)とデータグローブがありました。この時は、やがてくるだろう近未来感にワクワクしただけでしたが、1991年に登場したAppleのQuickTime VRによって、実際にコンテンツ作りがはじめられるようになります。

QuickTime VR は、360°自由に見渡せる実写を扱える技術でしたが、当時は、まだ360°パノラマ撮影も手軽には行えず、3D CGを使ってQuickTime VRムービーを作成する方が現実的だったりしました。しかしそれも数年経つとリアルタイムレンダリングできるワークステーションやPCが手に入るようになり、わざわざCGをQuickTime VR ムービーにする意味が無くなります。
結局QuickTime VRは、技術先行でコンテンツが追い付けなかったようでした。現在のGoogle ストリートビューのように、360°見渡せるデータが誰でも自由に使えることで、やっと現実的になったと言えるでしょう。

一方で、ゲーム屋として気になっていたのが、HMDやデータグローブなどのVRデバイスです。これは、(映像品質はともかくとして)1995年に登場した任天堂のバーチャルボーイのことが思いだされます。
私も、1996年に登場したSONYのグラストロンや、1998年に登場したOLYMPUSのEye-Trekなどを次々と購入しては、ゲームの没入感をいかにあげるか、模索したりしていました。

しかし、当時のHMDのコンセプトはあくまで映像鑑賞用であり、2m先に50インチのスクリーンが投影されるといった設計です。2010年代になって、Oculus Riftが登場するまでは、視野全体を覆う広視野角の製品が存在しませんでした。仮想世界に入り込むような没入感が得られる製品は、2016年くらいになって、やっと普及しはじめたというのがVR元年の意味というわけです。

今ではスマホを装着してスクリーンがわりに使うVRゴーグルが、数千円で手に入るようになりました。
中には視野角が狭いものもありますが、実際に購入する時は視野角120°に近い製品をお薦めします。

実際にゴーグルを使ってみた話は、またいずれ。

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