【連載】仮想世界の暮らし方 第5回

空想力はオタクのスキル

結論から言います。少年期に誰もが持っている空想力を失わずに、青年期や大人に達した人達をオタクと定義します。まず、ここではオタクを肯定しましょう。そして、オタクの中でも空想力が突出した人達は「中二病」と呼ばれたりしますが、これも肯定します。さらに秀でた空想力を持てば、クリエイターや作家と呼ばれる人になれますし、その先には偉人と呼ばれる大発明家もいることは、アインシュタインに空想癖があったり、エジソンに引きこもりの傾向があったりすることからも想像できます。

つまり、オタクと呼ばれる人たちは、空想力という能力を失わずに、年齢を重ねた人のことを指すと思うのです。

近年、ますますオタクが増えているとか、日本人総オタク化のように嘆いている声も聞かれますが、批判するのであれば少年期を適切に卒業できない社会システムを批判すべきと思います。でも、私からみれば批判する必要すら感じません。現在の社会に適応した人たちが自然とオタクになり、それは進化した人類の姿だと考えることもできます。

考えてみれば、昔は人間の平均寿命が35歳だったり、14歳で元服して大人の仲間入りをしていたりしたわけです。平均寿命が延びた分、少年時代が長くなっても不思議ではありません。

以上のように、私はオタクを肯定的に捉えています。では、念のためオタク否定派の意見にも耳を傾けてみましょう。

オタクがオタクであるから劣っているという理論は、いくらなんでも乱暴に思えます。そういう意見には真っ向から対立してもいいでしょう。多少建設的な意見として、オタクは考え方が幼い、幼稚であると言われています。これは頷ける面があります。とはいえ、私たちは大人になれないことを開き直ってはいけません。考え方が幼いということは何が問題なのか、冷静に考える余地があると思います。
また、幼さと類似する問題として、視野が狭いという意見があります。これは、自分の興味のあることしか見ようとしないことを指していると思います。これも、開き直ることなく視野を広く持とうと努力をする必要があると思います。

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