【連載】仮想世界の暮らし方 第10回

不完全なコミュニケーション

コミュニケーションと言われると、文字や言葉のキャッチボールをイメージしがちです。しかし、文字や言葉を持たない動物だって、コミュニケーションをとることができます。飼い主とペットの間はもちろんそうですが、犬同士、猫同士もコミュニケーションをとっているように見えます。

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【連載】仮想世界の暮らし方 第9回

安全地帯からの批判

ネット上の叩く行為、叩かれる行為が問題視されています。少し前は、匿名であるべきか実名であるべきかの議論も盛んに行われていました。確かに実名制のコミュニティの方が、荒れにくい傾向はあるようです。しかし、本質は匿名か実名かではなく、ネットが何をやってもいい「安全地帯」と考えられていることが原因と考えます。

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【連載】仮想世界の暮らし方 第8回

コミュケーションの渇望

ずっと昔、学校が終わって家に帰ってからは、翌朝学校に通うまで友人とのコミュケーションは途切れていました。ちょうど私の世代頃からは塾通いがブームとなり、学校が終わった後に第二のコミュニティが形成されるようになりました。

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【連載】仮想世界の暮らし方 第7回

学校への憧憬

同じ年齢の子どもを40名単位の教室に隔離して、理想化された教育を施そうとする現在のシステムを「近代教育」といいます。様々な批判や議論はありますが、根本的に見直される様子はなく、国民全体がそのシステムに組み込まれています。

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【連載】仮想世界の暮らし方 第6回

僕らが大人になれない理由

なぜ、私たちは大人になれないまま年齢を重ねてしまったのでしょうか。きっと、少年期にやり残したことがあるせいではないでしょうか?少年期にやり残したことは、空想により補うことができますし、私たちはそうやってバランスとってきました。