【連載】仮想世界の暮らし方 第4回

ネットは有害か

私も年齢を重ね、世の中にもコンピュータやインターネットが十分に普及しました。子どもと呼べる年代の手にもスマートフォンが行き渡ろうとしている時代です。しかし、ネットの普及に伴って、子どもが長時間ネット端末に触れることが、害悪として語られ始めました。

PCやスマホがこれだけ普及した現在、それらは特殊な装置ではなく、文房具となんら変わらないツールの一つです。
便利なツールが目の前にあれば、それを長時間使いたくなるのは当たり前です。禁止したり時間制限しても、何の解決にもなりません。

 

ネットの向こうには社会があります。ネット社会は歴史が浅く未成熟です。
未成熟な人間が集まった場所へ、未成熟な子どもが行けば、いろいろな問題が起こるでしょう。ネットの向こうにある社会、すなわちそこにいる人間たちは、そろそろ成熟期に差しかかっていい頃ではないでしょうか。

 

子どもが安心して使えるネット社会は必ず実現できます。それは、法規制の問題でなく、ネット社会の成熟、そしてネット社会を作る大人の成熟の問題であると考えます。

 

私は一人のコンピュータ好きとして、コンピュータが悪者として扱われるのはとっても悲しい。であれば、ネット社会の成熟に貢献し、若者のセーフティネットを作り上げることを目指したいと考えました。

 

キャラフレをスタートして、今年で5年目を迎えました。開発スタートから数えると6年を経過したことになります。オンラインゲームとしては長寿と言われる部類に入ってきましたが、ここで改めて宣言しましょう。

キャラフレで作りたかったのは、完成度の高いゲームではなく、空想補助ツールです。つまり、キャラフレを遊んでくれる皆さんがロールプレイしやすいように、世界観を提供するのが目的です。

と同時に、若者がネット社会に適応し、成熟するための場であり、未来の成熟したネット社会を考える場として、機能させたいと思います。

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